自分を知る −ストレングス・ファインダー(2)
前回に引き続き、「ストレングス・ファインダー」のお話です。
私は、この本の前書きにある、この言葉がすきです。
「弱点を直すことを中心に回っている世界で生きることには、もううんざりしていた。
社会は常に人々の短所に焦点をあてる。世界中の人々は皆、その考えから離れられないようだった。
しかし、私たちはもっと大事なことを発見した。
短所ではなく長所を伸ばすことにエネルギーを注いだほうが、人何倍もの成長を手にすることができるのだ。」
この本の副題は、
「さあ、才能(=じぶん)に目覚めよう」 です。
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今日は2つめの資質 「 未来志向 Futuristic 」
「もし・・・だったっら、どんなに素晴らしいだろう」
とあなたは水平線の向こうを目を細めて見つめることを愛するタイプの人です。
未来はあなたを魅了します。
まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが、細かなところまで見えます。
この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。
たとえば、より品質の高い製品やより優れたチーム、よりよい生活、よりよい世界といったこの情景の具体的な内容は、あなたの他の資質や興味によって決まりますが、それはいつでもあなたを鼓舞するでしょう。
あなたは、未来に何ができるかというビジョンが見え、それを心に抱き続ける夢想家です。
現在があまりにも失望感をもたらし、周囲の人々があまりにも現実的であることがわかったとき、あなたは未来のビジョンをたちまち目の前に呼び起こします。
それがあなたにエネルギーを与えてくれます。
それは他の人たちにもエネルギーを与えます。
事実、あなたが未来のビジョンを目に浮かぶように話すのを、人はいつでも期待しています。
彼らは、自分たちの視野を広げ、精神を高揚させることができる絵を求めています。
あなたは彼らのためにその絵を描くことができます。
練習しましょう。
言葉を慎重に選びましょう。
できる限りその絵をいきいきと描きましょう。
人々はあなたが運んでくる希望に飛びつきたくなるでしょう。
行動のアイディア(要約版)→
・未来に関するアイディアが役立つ職務を選ぶ。
起業やプロジェクトの立ち上げなど。
・未来について考える時間をとる。
具体性を高め、説得力を高める。
・未来に関するあなたのアイディアを深く理解し、話を聞いてくれる人を探す。
彼らの期待があなたの原動力になる。
・同じ<未来志向>の資質が高い友人や同僚を見つけ、1ヶ月に1時間ほど「未来」について議論する時間をもつ。お互いの考えをより独創的でより具体的なものに高め合う。
・<活発性>の資質の高い人とパートナーを組む。
未来は発見するものではなく、今日のあなたの行いによって生み出されるものであることを思い出す。
・ビジョンを他の人に説明するときは、具体的な言葉と事例(段階的なプラン)を用いて未来を詳細に描写する。
・あなたのビジョンを実行してたまらない人たちの中に自分の身を置く。
・未来志向の考え方を論理的に裏付ける準備をする。
ビジョンが人々に受け入れられるのは、現実的な可能性に根ざしているとき。
・ガイドやコーチになる素質。
できるだけ具体的にあなたが見た「水平線の向こう(可能性)」を共有し、前進する意欲を与える。
・知識を得て、想像力の糧にする。