自分を知る −ストレングス・ファインダー(4)
「 収集心 Input 」
あなたは知りたがり屋です。
あなたは物を収集します。
あなたが収集するのは、情報ー言葉や事実、書籍、引用文かもしれません。
あるいはかたちのあるもの、例えば、蝶や野球カード、陶器の人形、セピア色の写真などかもしれません。
それが何であれ、あなたは興味を惹かれるから集めるのです。
そして、あなたのような考えの人は、いろいろなものに好奇心を覚えます。
世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。
もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。
もし旅行が好きだとしたら、それを初めて訪れる場所それぞれで新たな遺跡や事実に触れることができるからです。
これらは手に入れた後、保管しておくことができます。
なぜ、それらは保管する価値があるのでしょうか。
保管する時点では、いつ、またはなぜ、あなたがそれらを必要とするかを正確に説明するのが難しい場合が多いでしょう。
でも、それがいつか役に立つようになるかどうか、誰が知っているというのでしょう。
可能性のあらゆる用途を考えているあなたは、物を捨てることに不安を感じます。
ですから、あなたは物や情報を手に入れ集め、整理して保管し続けます。
それが面白いのです。
それがあなたの心を常にいきいきとさせるのです。
そしておそらくある日、その中から役立つものが出てくるでしょう。
行動のアイディア(要約版)→
・毎日、新しい情報を取得することが任務の仕事を探す
教職、調査、ジャーナリズムなど
・情報を保管し、簡単に探し出すことができる仕組みを考案する
・〈目標思考〉や〈規律性〉の資質が高い人とパートナーを組む
知的好奇心が脇道にそれたとき、軌道修正してもらう
・あなたの心は開放的で吸収力があります。スポンジが水を吸収するように、自然に情報を吸収するでしょう。しかし、スポンジは吸収した水を永久に保存しておくためのものではありません。あなたも情報を単に蓄積しているだけではいけません。アウトプットがなければ、インプットは停滞します。あなたの知識から恩恵を最も受ける人(あるいはグループ)は誰でしょうか。情報を集めて吸収したら、それらを彼らと共有するようにしましょう。
・珍しい事実やデータ、アイディアを無意識に集めて入れば、躊躇せず専門家に
・単に情報を収集するだけにならないように肝に命じてください。時期がきたらあなたはその情報から得た知識を活用して行動に移さなければなりません。人々にとって最も価値のある事実やデータを特定し、それをその人たちの利益に結び付けるために使いましょう。
・あなたの専門分野は何でしょうか。
・あなたを刺激する本や記事を読む
・意識して語彙を増やす
・集めた情報を皆で共有できる場を見つける
・友人や同僚からの質問に答えるのは楽しい、ということをあらかじめ彼らにアピールしておく
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「○○し終えたあなたは、まず何をしようと思っていますか」
才能を強みにしようと行動を起こしたときにこそ、真の力が発揮される。
「才能」はダイアモンドの原石であり、それを磨き上げたダイアモンドこそが「強み」。才能は磨き上げて初めて、常に高いパフォーマンスを生み出す「強み」となる。
才能を強みに変えるためには「投資」に加えて「愛」が必要。
人は自分を愛することができて初めて他人を愛することができる、自分の資質に感謝することができて初めて人の資質にも感謝できる。
あなたの資質がこれまでどう役立ってきたかを思い出してください。そうすれば、その資質を「強み」に向かわせるようにコントロールすることができます。
あなたの資質を誰か他者のために使うことができるようになったとき、原石だった資質は磨かれたダイヤモンドのように輝きを放ち、周囲を照らしはじめるでしょう。
自分にない資質をうらやむのではなく、自分が持つ資質を認めてそれを受け入れたときにこそ、あなたはそれを使ってすばらしい結果を出すことができます。
あなたではない他の誰かになるのではなく、自分が持つ資質を磨いてあなたらしさを極めていくのです。
自分らしくあることは決して自己中心的なことではなく、自分らしいかたちで誰かのために貢献することなのです。
誰もが才能を持っていますが、それを使って飛躍への一歩を踏み出すのは、他でもないあなた自身です。
あなたが自分の意思で行動を起こすかどうかにかかっています。