ネガティヴ

ここで時間をとって、このネガティヴな気持ちを役に立てたり、明らかにしたりする価値はあるかもしれない。

 

まず第一に、強い感情または情動が生じているのは、このことがきみにはとても重要だということだ。

感情が強ければ強いほど、重要度は高い。

第二に、きみの感情は、今この瞬間に、きみが求める重要なことときみ自身とが調和しているかどうかを示している。

 

別の言い方をすれば、もし自分にとってよくない感情を、例えば恐れ、怒り、嫉妬、やましさ、罪の意識などを強く感じているとしたら、きわめて重要なことを考えている証拠なんだ。

ただし、その考えは、心から求めるものとは調和していない。

 

ところが、自分にとって感情、たとえば愛情や感謝、喜びや熱心さを強く感じているなら、きわめて重要なことを考えていて、なおかつ、今現在その考えはきみの求めるものに一致しているんだ。

 

ネガティヴな感情は悪いものじゃないよ。

それは自分が何をどう考えているのか認める助けになる。

このいやな気持ちのことを考えつづけたら、ためにならない、と教えてくれるんだよ。

 

ほんとうの自分で満たされていれば、つねに自分を敬い愛する気持ちになる。

しあわせの味を知る。それがふつうなんだ。

何があろうと、万事は良好だとわかっている。それがふつうなんだ。

 

自分の人生を愛すること…

目の前にあるものに興奮すること…

喜ばしい旅はけっして終わらないと理解すること…

人生を送っていくにつれ、すべては解き明かされてくると承知しておくこと…

ともに人生を楽しんでくれる人たちを愛すること…

誰もみなちがっていて、なおかつ、それぞれに完成している…それがふつうだと了解すること…

これでもうかたづいた、ということなどない、と悟ること…

しかも、これでもう取り返しがつかない、ということもないと…

自分らしさに満たされ、本来の自分をいとおしめば、あふれる喜びから気をそらされることはない…

そう、これがふつうなんだ。

 

 

物語で読む引き寄せの法則